工場やビルなどで多く使用される進相用コンデンサは、電力の効率を高める重要な機器です。
名前は聞いたことがあっても、どのような働きをしているのかご存じない方もいらっしゃるでしょう。
今回は、進相用コンデンサが果たす主な役割について、3つの視点から具体的に説明します。
▼進相用コンデンサの役割とは
■電気料金の基本料金削減
契約電力を決定する指標のひとつに、力率があります。
力率が低いと、実際に使われる電力に対して無効電力が増え、基本料金が割高になるでしょう。
進相用コンデンサを設置することで力率が改善され、契約電力の抑制につながります。
■電圧の安定
力率が悪化すると、配電線や変圧器に余計な負荷がかかり、電圧が不安定になることがあるでしょう。
とくに機器の多い工場では、電圧の変動が製品の品質や設備の寿命に影響を与える場合も少なくありません。
進相用コンデンサを用いることで、これらの電圧変動を緩和し、設備全体の電力環境を整える働きを果たします。
■電力損失の低減
力率が低い状態では、送電時に無効電力が多く発生し、そのぶん配電設備での損失が増えます。
進相用コンデンサを導入すれば、無効電力の発生を抑制でき、電流が減少することで配線の損失も軽減されるでしょう。
その結果、変圧器や電線の発熱も少なくなり、機器の負担が軽くなります。
▼まとめ
進相用コンデンサには、電気基本料金を抑えたり、電圧の安定性を向上させたりする働きがあります。
また電力損失を減らし、配電設備の負荷を軽減するのも役割の一つです。
設備の維持管理を効率よく行うためにも、導入の意義は非常に大きいといえるでしょう。
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