マンションの電気設備は、入居者の安全と快適な生活を支える重要なインフラです。
しかし、経年劣化や使用環境の変化により交換が必要になる場合があります。
交換の目安を把握しておくと、適切な時期に対処できるでしょう。
この記事では、マンションにある電気設備の交換の目安について解説します。
▼マンションにある電気設備の交換の目安
■共用部の照明器具
マンションの廊下やエントランスなどの照明器具は、一般的に10~15年が交換の目安とされています。
蛍光灯や水銀灯など旧型の照明は、LED照明に切り替えることで、省エネ効果や寿命延長が期待できるでしょう。
点灯不良や暗さのムラが出始めたら、計画的な交換を検討することが大切です。
■誘導灯や非常灯
誘導灯や非常灯などの防災関連設備は、消防法に基づき定期的な点検と交換が義務付けられています。
通常、バッテリーの寿命は約8年程度が交換の目安です。
バッテリーの性能が低下すると点灯時間が短くなるため、早めの交換が推奨されます。
■その他の電気設備
共用部の分電盤・配電盤・インターホン・監視カメラなども、定期的な更新が必要です。
特に分電盤や配電盤などの基幹設備は30年程度での交換が一般的で、劣化が進むと漏電や火災のリスクが高まります。
また、インターホンやカメラなどの設備は、機能向上のために10~15年程度での交換を検討しましょう。
▼まとめ
マンションの電気設備は、使用環境や経年劣化により機能低下が避けられないため、定期的な点検と交換が必要です。
共用照明は10〜15年、非常灯や誘導灯はバッテリー交換を含めて約8年程度、分電盤は30年を目安に検討しましょう。
設備の寿命を見極め、計画的に交換することが重要です。
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