トランスは、電圧の変換や電力の安定供給に欠かせない電気設備の1つです。
用途や構造によってさまざまな種類があり、目的に応じて使い分けられています。
しかし、具体的にどのような種類があるのかご存じない方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事では、トランスの種類について解説します。
▼トランスの種類
■油入変圧器
油入変圧器は、内部に絶縁油を満たした一般的な変圧器です。
耐熱性や絶縁性能に優れており、屋外設置にも対応できます。
ただし絶縁油を使用しているため、油漏れや火災リスクがあり、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。
■モールド変圧器
モールド変圧器は、コイル部を樹脂でモールドし、油を使用しない構造が特徴です。
耐湿性や耐汚染性に優れ、屋内使用や地下施設・ビル内での使用にも適しています。
油漏れの心配がなく、環境負荷も低いため、メンテナンス性にも優れているのがメリットです。
■ガス絶縁変圧器
ガス絶縁変圧器は、絶縁性に優れたガスを使用するタイプです。
油や樹脂を使用しないため、火災リスクが低く、狭いスペースでも設置できます。
主に高層ビル・病院・地下変電所など、限られた設置スペースや安全性が求められる場所で使用されることが多いです。
▼まとめ
トランスには、油入変圧器・モールド変圧器・ガス絶縁変圧器などの種類があります。
目的に合ったトランスを選ぶことで、安全性やコスト面でもさまざまなメリットが期待できるでしょう。
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