キュービクルの設置が必要な施設は?

キュービクルは高圧受電設備の一種で、高圧の電気を受け取り、施設内で使用できる電圧まで変圧する役割を担っています。
一般家庭では不要ですが、多くの電力を使用する施設では必須の設備です。
そこでこの記事では、キュービクルの設置が必要な施設について解説します。
▼キュービクルの設置が必要な施設
■大規模な商業施設
ショッピングモールや大型スーパーなどの商業施設では、空調・照明・エレベーターなど、電力を大量に消費する設備が多く稼働しています。
それぞれの設備を安定的に運用するためには、高圧の電力を効率よく供給できるキュービクルの設置が欠かせません。
■工場
製造業の現場では、工作機械・モーター・溶接機などの高負荷設備が日常的に使用されており、大量の電力を必要とします。
工場においては、生産ラインの停止が業績に直結するため、安定した電力供給が重要です。
キュービクルの設置により、自社で電圧管理を行うことで、より安定した運用とコストの最適化が可能になります。
■学校
中学校・高校・大学などの教育施設でも、電力消費量は年々増加傾向にあります。
特に敷地や建物規模が大きい学校では、一般的な低圧受電では対応しきれないケースも多いです。
■オフィスビル
複数の企業やテナントが入る大規模オフィスビルでは、ビル全体の電力使用量が膨大になります。
照明・OA機器・空調などが常時稼働しており、電力供給が不安定になると業務に支障をきたす場合があるでしょう。
キュービクルの設置により、ビル全体への安定的かつ効率的な電力配分が可能となります。
▼まとめ
キュービクルは、高圧で受けた電気を施設内で使える電圧に変換する装置です。
大規模な商業施設・工場・学校・オフィスビルなど、高い電力需要がある施設に設置されています。
施設の規模や使用電力量に応じて、適切な設置計画を立てることが重要です。
『株式会社新都市興産』は、関東で高圧設備の保守点検の手配を行っています。
キュービクル保守管理にも対応していますので、いつでもご連絡ください。