キュービクルは、ビルや工場などの電力設備の心臓部ともいえる重要な機器です。
老朽化や設備の容量不足により、更新が必要になるケースも多くあります。
どのように更新するか把握しておくと、スムーズに対応できるでしょう。
そこでこの記事では、キュービクルの更新方法について解説します。
▼キュービクルの更新方法
■一部のみ更新する
キュービクルのなかで、劣化や不具合が発生している部品だけを交換し、設備全体はそのまま使い続ける方法です。
たとえば、遮断器や変圧器・計器類など、老朽化が目立つ部品のみを新しいものに取り替えます。
この方法は、設備全体を更新する場合に比べて費用を抑えることができ、工事にかかる期間も短く済む点がメリットです。
ただし、設備の一部だけが新しくなるため、古い部分と新しい部分の性能や耐用年数に差が生じる可能性があります。
■全体を新しいものに更新する
設備全体の経年劣化が進んでいる場合は、キュービクル全体を新しいものに更新する方法もあります。
最新の基準や技術に基づいたものに一新でき、古い設備の課題やリスクを根本的に解消できる可能性があるでしょう。
また全体を交換することで、設備の耐用年数もリセットされ、長期間にわたって安心して使用できる状態になります。
初期費用は一部更新よりも高額となり、工期も長くなりますが、トラブルやメンテナンスにかかるコストを抑えやすくなるでしょう。
▼まとめ
キュービクルを更新する際は、一部のみ更新する・全体を新しいものに更新するという2つの選択肢があります。
設備の劣化状況や今後の運用計画・予算などによって適した方法が異なるため、まず専門業者に相談することが大切です。
『株式会社新都市興産』は、関東で高圧設備の保守点検における各種手配を行っている会社です。
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